ハーグ批准賛成派の意見を見ていたら、「勝手に連れ去るな!」というのが一番大きな主張と感じました。

これだけ見てると、「勝手に連れ去るな!」っていう意味は、そこにいたくないからとか、日本の「実家に帰ります」という書置きを残して帰るとか、そういうのを「自分勝手な勝手」を私は思い浮かべる。

その「勝手に」自分のわがままでとか、旦那に反省をして欲しいからとか、実家のほうがラクだから、とかそういう「勝手」な理由で、私の知っている人たちは、日本に子連れで帰国していない。

覚悟をして必死の思いで帰国している。

みな、裁判所命令で日本に帰国することは許されていない。

日本の実家に帰りたくとも帰れない。人によっては、この街からでてはいけない、という人もいる。

アメリカで誘拐犯になる、とわかりきって帰国。

もしかしたら、出発時に空港で逮捕されるかもしれないというわかっていて帰国。

今まで長年アメリカで築いたものを捨てて帰国。

一生、日本の国外に出れないことをわかって帰国。

インターポールや、国際指名手配として、写真や自分のすべての情報がのるかもしれないことをわかって帰国。

そして、絶対に、日本にまでも追いかけてきて、再び裁判がはじまるとわかっていて帰国。

帰国した時点で、裁判所命令をそむくことになる。

ものすごい覚悟で、子どもを守るために、自分を犠牲にして、日本に帰国している。

それは、「勝手」という言葉で表すべきなのかもしれないけど、意味の重さが違う。

私だって、「勝手に」子どもを連れて帰ることはできますよ。しようと思えば。
もちろん、それは裁判所命令にそむいたことになり、犯罪となります。

でも、私は、上記にかいたような覚悟はできてません。今の時点では、そんな覚悟できないです。そんな覚悟は、本当に本当に最終手段で切羽がつまった状態ではないと、覚悟できません。それ以外には、解決方法はない、子供を救うことはできない、というときでしょう。

例えば、父親が子どもに性的虐待をしているのにもかかわらず、親権を私から奪おうとして、父親の訴えを裁判所が認めるなんてことがあったら。

どうしますか?
裁判所が、子どもを助けてくれないんですから。

レイプされるとわかっているのに、子どもを父親のもとに送らなければいけない。

行かせるのをやめたら、きっと、警察と父親が家の前に現れて、「父親と子供の面会を妨害した」と逮捕される可能性だってあります。

それ以上、何ができます? 
最終手段以外に、子どもを救う道はないと思います。

裁判所がそんな判決を出すわけがない。って思っている人、甘いです。こんな事件普通にたくさんあります。

だから、アメリカでは子供の誘拐が多いといわれていることです。そして、子供は家出をします。母親の元に帰ったら、母親が逮捕されるんですから。ア メリカで子供の家出が多いというのはこういうのも背景にあります。この数は、日本のと比較にできないほど多いです。そして、それによって殺される子供たち もたくさんいます。

そうなったらどうします?
それ以上、何ができます? 
最終手段しか、子供を救う手段が残っていない人もいます。

そんな覚悟を子どもを救うためにして、必死に、自分を犠牲にして、日本に逃げて帰ってきた人たちの気持ちを少しでも、わかって欲しい。

覚悟をして必死の思いで帰国したってこと。|国際結婚の行く末: 在アメリカ 国際離婚とハーグ条約

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