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『学校裏サイト』なんて単語は、もう当たり前になっていまさらな感じですが、親御さんが自分の子供の通っている学校の裏サイトを見つけられるかどうかというと、まあたいていは無理です。理由はさまざまで、まあ子供もそう簡単に見つかるようにはしていないわけです。

が、私と同世代の既婚者は、まあたいてい学生の子供を持っているものです。んで、PC関連に適度に強い自分に、こんな依頼をしてきた友人がおりました。

「娘がいじめをうけている。実態を把握するために『娘の携帯をハッキング』してほしい」

「いや、それはやばいでしょ!」

いじめとかいろいろ根深い理由があったのですが、さすがにそれを他人に頼むのはちょっと間違いというか私を巻き込まないでください、それでも最近いろいろと最近人生が不穏当なので、というところなのですが、押し切られる形で実行しました。

さて、携帯のハッキング方法については割愛します。つーか親御さんの公式支援があるのでいろいろと楽だったのですが。保護者の身分証明書と名義人本人と携帯電話本体があればモラル的にどうよという話はさておき合法の中で可能なので。

つーかこの親父、娘の携帯どうやって入手したんだよ。家庭的にやばくないのか?

ともあれ、自分がやったのは携帯電話内部のデータ閲覧と、削除されたメールなどのデータ復帰。そうすると隠語にまみれた結構陰湿なスパムっぽいメールが散見され、内容不明のものについてもおそらく『本人には分かる』メールが削除されていました。
携帯使っている人はたいていそうだと思いますけど、マメにメールの削除なんてしないでしょ? つまり『必要があって頻繁に削除している』わけで、メールも含めて着信拒否程度では対応できない状況にあるようです。企業スパムとかは残っているんですけどね。

なかなか陰湿です。

んで、親御さんが気にしていたのは『学校裏サイト』でした。ブックマークとかどうやって探すのか、という話については、ブックマークのデータを抜いてPCで片っ端から閲覧して見つけました。ちなみにとあるアーティストの公式サイトの名前になっていました。
サイトの中身を見ましたが、2ちゃんねるなんぞ及びもつかない内容がずらり。教育現場の荒廃振りを再確認せざるをえなかったのですが、確かに娘御さんの イニシャルに粘着しているグループがあって、誹謗中傷というかかなり容赦の無い書き込みがごっそり。若者の心の荒れようを垣間見たような気がしますが、と りあえず鬱な気分を飲み込んでデータを渡し、任務完了──のはずだったのですが、「プリントアウトしてくれ」と言われて、物理データにした時、何に使うの か確認しておくべきだったかもしれません。

父御さん、そのハードコピーを持って、父兄会に乗り込んだそうです。

ここから先は相手が呵呵大笑しながら電話で教えてくれたことなのですが、父兄会でハードコピーしたサイトの記述を読み上げ、告発というか 問題定義を行ったのはいいのですが、その中の記述に『いじめっ子の母親が浮気している旨の記述と、浮気相手から送られたネックレスを気に入って普段から付 けていること』が書かれていて、そのとき思わず手が動いてそのアクセサリーを隠した親御さんが。

父兄会会長さんだそうで。

モンスターペアレンツなのかどうなのかその辺まで詳しくは分かりませんが、PTAの会長ともなれば普段から相当うるさい発言や行動をしていたと思いま す。サイトの記述にあったイニシャルなども一致し、芋づる式にいじめを行っていたグループも特定され(なんせ学級の人数が少ない)、まず父兄会が崩壊。続いていじめっ子が不登校になり学級のグループや人間関係も(なんせ暴力的な部分の頂点が力を失ったので)、ある意味で破綻。また聞きなので定かではない部分はあるのですが、いじめの首謀者のご家庭は現在進行形で崩壊しているみたいです。

そりゃあ、父御さんは大笑いでしょう。娘をいじめていた子供とその親が報いを受けた形になったわけですから。ただわたしは笑えませんよ、見知らぬ他人の人生を破壊する片棒を担いだわけですし。

ともあれ春休みが終わればまたもろもろ再編されて落ち着くとは思いますが、この戦術核並みの激発の余波を食った親御さんやそのお子さんもいるわけで、今後どうなるか読めません。先方は電話で「いや~、また頼むワ」とか言っているのですが、個人的にはご容赦願いたいところです。

source : すんげー地雷 – かかづのばかもやすみやすみ – 楽天ブログ(Blog)

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