Quote


【非合法系】
 
1位 暴力団組長 4500万円
 
この収入は某広域暴力団組織、三次団体組長の場合。マンホールなどの金属窃盗、高級車窃盗、風俗関連業種からのミカジメなどが主なシノギだ。また、意外と年収が少ないのは、上納金や義理事での出費が多いからドーンと入って、ドーンと出ていくから
 
2位 闇医者 3000万円
 
表向きは正規の産婦人科医だが、妊娠後期の違法堕胎を闇営業する産婦人科医によれば、「相場はあってないようなもの。通常は30万円ほどだが、芸能人や政治家絡みなら100万円くらい」とのこと。ほかにも銃創などケガをこっそり治す医者もいる
 
3位 偽ブランド販売 2800万円
 
関東の某組織では、ルイ・ヴィトンやエルメスなどの高級ブランドの偽物を、大阪西成某所で3000円で仕入れて1万円で売っている。財布やタバコケースなどの小物を中心に約500個程度をワゴンに満載し、関東近県で販売。これを年に4回程度繰り返す
 
4位 大麻栽培 2000万円
 
某県の山中にある秘密の畑でマリファナを育てる”専業農家”男性は、今年の秋は約10kgのバッズ(一番キマる部位)を収穫。地元ヤクザに1gあたり1500~2000円で卸す。年に一度の収穫で年収を稼ぎ出し、苗を植える春までラリラリの毎日だとか
 
5位 盗品ブローカー 1700万円
 
家電量販店やドラッグストアからの盗難品を、定価の2割程度で買い付け、定価の半額で売る仕事。ただし、携帯電話やカーナビに象徴されるようなネットワーク製品の場合、シリアル番号で盗難品の追跡が可能なため、足がつくリスクは増している
 
6位 盗難車ブローカー 1450万円
 
自動車窃盗グループが持ち込んだ高級車を1台10万円程度で買い取り、100万~150万円で流す仕事。国内流通のほか、海外輸出も。関税の関係で、正規中古車でも解体されて鉄クズ扱いで送られるため、これに紛れ込ませれば、ほぼ追跡は不可能
 
7位 暴力団幹部(若頭) 1200万円
 
若頭はヤクザ社会で子分の筆頭を意味する。1位に輝いた某広域暴力団組織の組長の下で活躍する若頭は約30店の風俗を取り仕切り、そこからのミカジメ料が主なシノギとなっている。上納金以外にも子分への小遣いなど、出費がかさむという
 
8位 殺し屋(中国人) 1000万円
 
依頼はヤクザからが多いらしい。殺人も請け負ったという中国人によれば「相場は1人500万円。依頼は多くて年に2回ほど。殺しはあくまで副業、本業は高級車の窃盗だよ」とのこと。そのため、この金額は昨年の殺しのみの収入
 
9位 薬物売人 860万円
 
約50人の顧客を抱える売人のケース。例えば大麻の場合、1gを2500円で仕入れて5000円で売り捌くので、売った金額の半分が儲けとなる。次回の仕入れ用にカネをプールしておくなど、カネの管理能力が必要だとか
 
10位 空き巣 700万円
 
「自宅に現金があると最高やけど、今は宝石や時計は売ると足がつくから買い叩かれるんだわ。下調べから実行まで時間がかかるしね、あんまりオイシイ稼業じゃない」と語るのは空き巣歴16年のベテラン。実働時間は月に下調べ期間も含め月に20日ほど
 
11位 スリ 600万円
 
年末年始の人混みの風物詩、スリもトップクラスになると日当5万円、週3日程度の”出勤”で月収50万円コース。スリの銀次のようなアーティスト芸がなくとも、新幹線車内や駅ホームなどで泥酔した客の上着ポケットを狙えば、技術的な敷居は低いとか
 
12位 復讐代行屋 550万円
 
探偵業や便利屋の裏の顔で営業しているケースが多い。社会的信用の失墜、家庭崩壊のフルコースで200万円程度という。しかし”その筋の方”に応援を要請するので、仲介料として手元に残るのは4分の1程度。ビラ撒き程度なら10万円くらいで応じるという
 
13位 別れさせ屋 460万円
 
専業者が皆無に等しいこの業種、話を聞いた別れさせ屋も表向きは探偵という顔を持つので、この金額は別れさせ屋としての収入。「手付金で25万円、成功報酬で25万円が相場」。そのほか、経費は実費で請求するそうだ
 
14位 海産物の密漁(元締) 420万円
 
6月中旬から9月いっぱいまで、4人ほどでチームを組んで夜中に素潜りでアワビや伊勢海老などの高級海産物を狙うという。暴力団が組織しているケースが意外と多く、泳げない若い衆が遭難して事件化することもある。この金額は密漁のみの金額である
 
15位 部屋住み 0円
 
チンピラと呼ばれる部屋住みは読んで字の如く、事務所に住み込んで掃除や食事番、それに親分や兄貴分の身の回りの世話全般をする。身入りはほとんどなく、たまにもらえるお小遣い程度。しかも、このお小遣いも付いた兄貴分の裁量によって激変する

 

 
 


カネがカネを呼び込む金融&詐欺系だが、バブル崩壊以降はいまいち調子に乗り切れないようだ。最盛期には1年で1億5000万円を荒稼ぎしたオレオレ詐欺グループのリーダーは、「取り締まりが厳しくて、新手の手法を考え出しても“甘い期間”が短い」と嘆く。借金の総量規制によって注目を集めたクレジットカードの現金化業者も「去年、今年は年収で2000万円いくけど、もう、峠は過ぎて下り坂」と話す。
 
それに対し年収では300万円前後という総会屋の代表だが、「バブルの頃は月収ベースで1億円とかだったからね。そりゃ貯金もある。今のシノギは年金みたいなもん」と、年収には似合わない余裕すら感じられる。
 
 流行り廃りの早い業界ゆえ、いかに旬を逃さないかがポイントとなるようだ。
 
【金融&詐欺系】
 
1位 オレオレ詐欺 1億5000万円…10人ほどのグループで荒稼ぎしたのがこの金額。リーダーの取り分はおよそ半分
 
2位 経済勉強会主宰 8500万円…元総会屋が政治家などを招き会員制の勉強会を月1回開催。会費は10万円で毎回50人ほど参加
 
3位 福祉詐欺 8400万円…ホームレスなどをアパートに住まわせて生活保護をピンハネ。60人から毎月6万円を徴収
 
4位 闇金(ハード) 3500万円…年利2000%級の金利で親、家族まで徹底的に追い詰めるハード闇金はその分、年収も多い
 
5位 地下銀行 3400万円…裏カジノ、闇金などが急場の資金調達のために利用。翌日返済で金利は10%と超高利
 
6位 制度融資詐欺 3300万円…行政の制度融資の口利きをすると偽り、融資が出ると15%をピンハネするトンビのような詐欺
 
7位 中堅マルチ業者幹部 3000万円…親ネズミ50人程度を抱えて化粧品のマルチをする中部地方で展開するTさんの年収モデル
 
8位 ショッピング枠現金化業者 2200万円…総量規制の影響で売り上げは順調だが、駅看板などの広告費がかさみ思ったほど利幅が少ない
 
9位 闇金(ソフト) 2000万円…10日で2割程度の“優しい金利”で、時には返済の相談にも乗るソフトな闇金。もちろん違法
 
10位 総会屋 300万円…商法改正で零細化したが、バブル期の莫大な貯金があるので、細々と出す機関紙はもはや趣味【続きを読む】

 


ちょっと危険だけども合法。そんなグレーな稼業を集めたのが下表だ。

まずは、稼業人にとって、美空ひばりの昔から続く生業のひとつ、イベント興行。地方都市で地下格闘技大会を主催する坂下氏(38歳)に業況を聞いた。

「チケット代と飲食代に、企業や飲食店からの協賛金がメインですが、地元の旦那衆に打たせるバクチがデカい。一回の興行で、2500万円くらい手元に残りますね」

また、イベントに付き物のダフ屋の飯島氏(57歳)はキャバクラのモテ常連だ。

「あるよ~あるよ~、エグザイルあるよ~なんて言ったらもう大騒ぎ。人に喜ばれる職業だ(笑)」

だが、イベント会場周囲に屋台を出すテキ屋となると、昨今は厳しく、300万円にも届かない。

「ウチは実家がテキ屋なんですけど、お祭りから締め出され、もう営業場所自体がほぼありません」

とは、タトゥーショップを営む森山氏(35歳)の弁。家業に見切りをつけ、ある彫師のもとで修業し、現在は都内で独立開業。針先ひとつで、年間2500万円を稼ぐ人気彫師だ。

このようにヤクザの周囲で仕事をするカタギという選択は賢明で、産廃処理場の従業員なら、ヤクザから預かった“不思議な荷物”を黙って埋めるだけで数百万円もの臨時収入を得られる者もいる、ヤクザからワケありの家電や金属資源を買い取るヤードも、同様のポジションとなる。

【人気の戦場カメラマンその年収はいくら?】

 一方、収入アップよりも、現在の自分を大きく変えたいと望むなら、いま流行りの戦場カメラマンが最適だろう。

『戦場のハローワーク』の著者で元戦場カメラマンの加藤健二郎氏(44歳)は、フランス外人部隊を目指したが不合格。やむなく銃をカメラに持ち替えた変わり者だ。

「傭兵は命懸けの割には給料安いんですが、カメラマンのほうは年収700万円を超えていました。テレビに出れば、年収1000万はいくでしょうね。戦争がなければ暇ですが、単行本なんかを出せれば印税も入ってきます。収入は意外と安定してますね」

 また、都市伝説のごとく語られるマグロ漁船乗組員も高給ぶりは健在で年収800万円は堅いとか。陸の瑣末な人間関係から逃れて新しい自分を見つけるには、意外とオススメな職業かもしれない。

 さらに別次元、ホームレスの世界も悪くない。手配師の宇治氏(54歳)は、人夫を集めて工事現場に派遣するのが仕事だが、ホームレスの優雅な生活を羨む一人だ。

「空き缶や週刊誌を拾って回れば一日3000円にはなるでしょ。月に10万円稼いで、中には生活保護もらってるのもいる。月に一度の風俗通いを欠かさないなんてヤツもいるしね。うまくやれば“アリ”な生き方だよね」

しがみつかない生き方は、時代の最先端と言えるかもしれない。


【合法危険産業系】

1位 地下格闘技主催者 5000万円

協賛金の徴収や賭博開帳はもちろん、チケット捌きにもヤクザのノウハウとネットワークが不可欠。それらをいかにコントロールするかが、主催者の腕の見せどころだ

2位 彫師 2500万円

全身刺青で一人30万~40万円が相場。お得意さんのヤクザ組織があれば、新人加入のたびに仕事が発生。カタギの間でもタトゥー文化は定着しており、食いっぱぐれなし!?

3位 産廃処理場従業員(非合法所得) 1650万円

行政が第三セクターで運営している処分場では、年収600万円。民間の場合はこれより下がるが、ヤクザとの付き合い方によって年に1000万円もの小遣い稼ぎをしたつわものも

4位 マグロ漁船乗組員 800万円

借金返済のために放り込まれる、などとまことしやかに語られるが、現在は素人の乗船はほぼ不可能。年間10か月乗船でおおよそこの金額。頑張れば1000万円も夢じゃない

5位 戦場カメラマン 750万円

誰もが儲かったイラク戦争バブルの後は、冬の時代。写真一枚当たりの掲載料は、1万5000円程度で、経費を考えると赤字確実。単行本やコラム掲載でしのげないとツラい

6位 出版ブローカー 600万円

雑誌出版に必要な「雑誌コード」の売買を一件仲介するたびにおよそ100万円程度。また、出版社から雑誌制作の依頼を元請けし、孫請けに出して中抜きをする

7位 ダフ屋 550万円

昨今の主流は、チケット購入権のネット売買に移っており、肉体的な負担と法的リスクは減っている。発券の権利を売るという手法でマイナスも出ない合理化が進行中

8位 パパラッチ 520万円

写真誌編集部の指令で芸能人や有名人を追って写真を撮る仕事。長時間の張り込みでも切れない集中力と体力が必要。基本的に歩合制なので、撮れない新人はほぼタダ働きに

9位 ヤード経営者 510万円

家電や金属資源、クルマなどを買い取り、スクラップ業者に売ったり、海外に輸出する仕事。盗品流通の拠点として警察が関心を寄せるが、摘発事例は少ない

10位 傭兵 500万円

最前線のジブチ駐屯の第13外人准旅団なら、月3567ユーロ(約40万円)に加えて、衣食住も完全支給。勤続3年で、フランス国籍取得の申請が可能になる。ある意味オイシイ!?

11位 新聞勧誘員・拡張員 470万円

購読契約をもぎとる人間力勝負の世界。訪問販売経験者や元チンピラが多数在籍しているが、月に40万円以上も稼ぐ学生アルバイトもゴロゴロいる

12位 探偵 450万円

標的のクルマに発信機をつけて追尾したり、自宅前で顔写真を望遠撮影するなどハードな仕事だが、ベテランの探偵によれば「雇われは薄給。独立すればオイシイ」とのこと

13位 ブラックジャーナリスト 400万円

かつての総会屋の現代版。クライアントと対立する企業や個人のスキャンダルを取材し、ウェブサイトやメルマガでばら撒く仕事。収入の割にたまに殺されるなど、危険度抜群

14位 ヤクザ雑誌ライター 350万円

親分の名前を一文字間違えただけでも雑誌回収の騒ぎになるストレス多き業種。ヤクザ業界での人脈構築によるバランス感覚が何よりも大事。苦労の割に報われないことも多々

15位 手配師 300万円

寄せ場と呼ばれる集合場所にワゴンで乗り付け、日雇い労働者を数人ピックアップして現場へ運ぶ仕事。一人手配するごとに3000円程度のバック。いわゆる人材派遣業者

16位 左翼活動家 280万円

有名セクトの専従活動家には、支援者からのカンパを原資として月給20万円程度が支給されている。業務内容は機関紙の作成、デモの企画運営から事務所での炊事など多岐に

17位 テキ屋 250万円

寺社の祭礼やイベント行事に際してたこ焼きなどの屋台を出すのが仕事。一日の売り上げは頑張って5万円程度と振るわないため、オシャレなケータリングへ移行する者も

18位 路上本屋 150万円

ホームレスが拾ってきた雑誌を買い取り、路上で販売する仕事。出店エリアを管轄するヤクザ組織が用意する寮に住み込み、そこから出勤する。月の手取りは10万~15万円

19位 ホームレス 60万円

発売日のジャンプなどなら一冊50円で路上本屋が買い取ってくれる。最大の固定費である家賃から解放されて身軽。随時炊き出しも行われているので食いっぱぐれることも少ない

20位 右翼活動家 10万円

右翼団体には専従する者が基本的に存在しない。また、志あるカタギが末端構成員になっている場合、そのほとんどは手弁当である。たまにもらえる小遣いの総計がこの金額


ギャンブルは胴元が必ず勝つ……というのは、博打の常識。そんな常識をこのランキングは如実に語っているだろう。そんななか、上位に食い込んだカジノのプロはギャンブラーの鑑である。カジノプロ(42歳)によれば、「ルーレットは傾斜とディーラーのクセ、イカサマのタイミングを読めば確実に勝てます。パチンコの釘読みみたいなもんです」というが、その“読み”を体得するまでに3000万円つぎ込んでいるのは、忘れてはならない事実だとか。

爆裂機の去ったスロット業界は冬の様相と思いきや、「波が穏やかになって安定して稼げるのでオイシイ」(30歳スロプロ)という。

特殊なところでは裏カジノのサービスチップで稼ぐガジリ屋、パチンコのサクラなど、確実に稼ぐ者もいるのだが、突出して“オイシイ稼業”とはいかないようだ。ギャンブルの世界は裏も表も、打ち手は胴元に勝てない世界なのである。

【ギャンブル系】

1位 ノミ屋 6億6000万円…関西で一日に50人ほど来客数のある大型私設場外馬券場を営むオーナーによれば「月の売り上げが6000万円、経費を差し引いても5500万円ほどの利益がある」

2位 裏カジノ経営者 1億円…かつては10億プレーヤーもいた業界だが、現在は六本木と歌舞伎町で2店舗を束ねるオーナーでも1億円ほど

3位 裏スロ経営者 4200万円…都内某所、スロット機を80台ほど設置する老舗大型店のオーナーでこの金額。新規参入店や小規模店では赤字続きも珍しくないという

4位 カジノプロ 3000万円…シノギはポーカーとルーレット。滞在期間5日、月3回ほどのスパンでマカオなどの賭場へ。単一では負けることもあるが、年間のトータルでこの収支

5位 雀プロ 1300万円…日に5万円の上がりを目標に、レート千点200円の雀荘を回遊。「これ以上の高レート、いわゆるマンション麻雀には手を出さない」とは、プロの弁

6位 パチンコ裏ロム業者 880万円…違法改造を請け負う裏ロム業者は、現在ではほとんど仕事がないのが現状。今では裏モノを見つけるセキュリティ業者としてなんとか食べているところが多い

7位 ガジリ 580万円…裏カジノのサービスチップで凌ぐのがガジリ屋。一店につき1万5000円、日に3店ほど回り、月平均50万ほど。昔はチップだけで家を建てたつわものもいたとか

8位 スロプロ 560万円…爆裂4号機時代は朝から閉店までの13時間労働で月収100万円以上もあったが、5号機のほうが収支が安定するだけに、稼ぎやすくなったと答えるスロプロは多い

9位 パチンコ攻略詐欺会社 社員 420万円…デタラメな手順が書かれた紙を数万円で売るだけにトップはボロ儲け。しかし下っ端は、購入者リストを元にテレアポやDMでの歩合営業。取り分は良くて半分

10位 パチンコ打ち子 220万円…Fなるパチプロ集団組織では打ち子の日給は9000円(13時間労働)。勝ち金が一定量を超えれば2000円のボーナスが支給されるという


円高による景気後退が心配される一方で、不況に強いと言われるエロ業界の給与事情はどうなっているのだろうか。そのトップに躍り出たのは意外や意外、’09年2月の規制強化により衰退著しいと噂されていた出会い系業者だった。

 「あの規制は未成年が入り込んでいた“出会える系”業者に向けたもので、オレら“出会えない系”業者には関係なかったのさ。逆にマジメにやってた業者が廃業したりと淘汰されて、利用者が増えたくらい(笑)」

 出会い系サイト・オーナーがこう語るように、浄化を主とした規制強化もなんとやら。類似とみられるエロサイト運営者も稼ぎは億を超えている。まだまだIT系エロ業種は稼げるようだ。

 一方、性風俗産業はどうか。かつては本番という最強アイテムで億万長者を数多く生み出していたホテトル業界にはここ数年で、大きな変化が起きていた。ホテトルのオーナーが現状をこう話す。

 「チップでの本番行為が公然化されたデリヘルのせいで商売上がったり。IT系の社長連中に『タレントの卵』と囁くだけで何十万円も払ってくれた時代が懐かしい」

【風俗街のポン引きは意外な高所得者】

 さらに、地方の本サロ経営者からも疲弊する業界を嘆く声が。

 「やっぱ、デリヘル嬢が隠れて本番しちゃってる影響がデカい。まだまだフツーの商売よりは稼げるけど、リスクに見合ってないね」

 では、こうしたエロ業界を支える従業員たちはどうだろうか。裏DVD屋の店長は360万円(逮捕時の手当別)、新人ホストに至っては15万円と見る影もない。また、究極の一攫千金とまで言われたホモビデオの男優も、自分でハメ撮りを送る投稿雑誌の常連投稿者とわずか100万円ほどの違いしかない。嫌々男とヤッて500万円か、大好きな女とヤリまくって400万円。どちらを選ぶかは本人の性癖によるものか。

 しかし、注目すべきは1000万円超を稼ぎ出す歌舞伎町のポン引きたちだ。この道10年の中田氏(33歳)は「中堅どころでも600万円くらい。ベテランになれば新規に客引きしなくても常連客を回すだけで1本は超える」

 財布の紐が固くなった今、口八丁手八丁で店に客を連れてくる彼らが、集客の胆となっているのだ。

【エロ&水商売系】

1位 出会い系サイト運営者 2億円

大手「出会える系」サイトの運営を柱とし、その顧客データを元に約30の「出会えない系」サイトを運営。そのほか、顧客データ販売の副収入も

2位 エロサイト運営者 1億円

海外サーバーを利用した、月額20ドル程度で見放題の超法規的「無修正アダルトビデオ」サイトを複数制作、運営。昨今の女優ギャラの低下も利益増に

3位 ホスト(売れっ子) 7000万円

1億円には届かないが、歌舞伎町のナンバーワンホストは数千万プレーヤーが複数存在。ほか、高級外車や高級腕時計、マンションなどの貢ぎ物も

4位 ホテトル経営 3500万円

渋谷で一発2万5000円の大衆店、4万円~青天井の高級店の2店舗を経営。在籍30人、毎日8人ほどが出勤するが「値段は違うが派遣する女は同じ」とのこと

5位 乱交パーティ主催者 2800万円

高級ホテルのスイートルームを年間契約し、アダルトサイトで客を募り、毎日昼と夜の2部制でパーティを開催。日に10万円ほどの現金収入が得られる

6位 裏DVD制作 2400万円

表向きは一般的なアダルトビデオ制作会社だが、裏で月10本ほど無修正DVDも制作。主に海外サーバー用に制作するため、リスクは皆無に等しい

7位 裏風俗(地方) 1800万円

北関東某所で地域密着型の本サロ経営。30分1万円、一店舗当たり毎日10人ほどが出勤。約半分が女子給、残りから家賃やショバ代を引いた額がオーナーの身入りだ

8位 プロダクション経営者 1500万円

10人のAVタレントを抱える中堅プロダクション。ひとり当たり月に5本程度のハダカ仕事をマネージメントしている。撮影会や雑誌モデルなどの臨時収入も

9位 ハプバー主催者 1200万円

都内某所で完全サクラなし営業。女子給はかからないが、その分男性客の入りも低迷。「ガチだから売り上げにバラツキがあるのが悩み」とは、オーナーの弁

10位 SM女王様 1100万円

週3で働くSMクラブで年収500万円の身入り。ほかにもプライベートで5人の奴隷を抱え、M男たちから月に1人10万円ほどの上納金を徴収している

11位 風俗スカウト 1000万円

完全歩合制。約10人の風俗嬢を抱える。女を風俗店に送り込み、1週間働いた時点で約10万円の身入り。その後は女の月収から約10%が永久にバックされる

11位 ポン引き(歌舞伎町) 1000万円

キャバクラや風俗店への紹介で1人頭2000~3000円、闇スロや裏カジノに至っては5000円がバックされるこの業種。平均でも650万円は稼ぐという

13位 AV男優 650万円

かの有名な加藤鷹はかつて1現場7万円、年収にして2000万円ほど稼いでいたらしいが、現在のトップ男優は1現場3万~5万円、月に10~15本の現場をこなす

14位 ホモ男優 535万円

ゲイビデオに1本3万~10万円で月10本程度に出演。ゲイ雑誌やイベント、ウリ専バーでのアルバイトなどの臨時収入もある

15位 ウリ専ボーイ(ホモ) 490万円

新宿2丁目では泊まりが4万円、ショート(60分)が2万円、その半分がウリ子の収入に。中には1000万円ほど稼ぐ者もいるが、稼げる期間は短いという

16位 同人誌作家(エロマンガ) 430万円

人気の同人作家ともなれば700万円以上、中堅でも500万円は稼ぐといわれる。アシスタントや印刷代などの経費がかさむと収入が減るのだが、副業としてはかなりの額だ

17位 デリヘル店長(都内) 420万円

歌舞伎町のデリヘル店長で月収35万円ほど(10時から夜12時まで。週6日勤務)。高卒程度の学力でOKだが、ボーナスもなければ保険もない

18位 投稿雑誌常連者 390万円

出会い系サイトや出会いカフェでモデルを探し、ホテルでハメ撮り、素材を各出版社に売り込むこの商売。買取額は1本7万円ほど

19位 裏DVD店長 360万円

週6日、一日約12時間労働で月収30万円ほどと驚くほど少ない。ほか、摘発の際のパクられ要員として名義人を兼ねれば月10万円ほどのボーナスが支給される

20位 デリヘル店長(地方) 300万円

労働条件は同じにもかかわらず都内と比べて年収100万円ほど低い、地方のデリヘル店長。それでも志願者が後を絶たず、地方風俗の疲弊を物語っている

21位 風俗従業員 290万円

店舗型の風俗店、新人従業員の年収は300万円にも満たない。しかし仕事は接客、個室やシャワールームの清掃、呼び込み業務と重労働だ

22位 たちんぼ 200万円

歌舞伎町で売春するたちんぼの一発単価は約1万円。売れっ子は日に2人ほどの客を取るが、ショバ代として地回りヤクザに5000円(日)が徴収されてしまう

23位 風俗送りドライバー 100万円

店が終わる深夜1時~3時間程度と労働時間は短いが日当7000円。さらにガソリン代も自分持ちのため日に5000円程度しか稼げない。ちなみに車も各自持ち込みだ

24位 汁男優 25万円

1現場3000~5000円ほど。女優と絡める特典もあるが、発射できなければノーギャラだ。最近は現場数が減り、売れっ子でも月に5現場ほど

25位 ホスト(新人) 15万円

表向きは日給5000円だが、街頭キャッチなどのノルマが課せられるため、達成できなければ給料から天引きされて月収ゼロ、さらにはマイナスになることも

取材・文/SPA!アウトロー鑑定団 イラスト/石井匡人

source : 組長クラス年収4500万円、チンピラはタバコ銭程度 – ZAK×SPA! – ZAKZAK