ある男性が夜中に妻から起こされて

夫: なんだ、どうした?
妻: ベッドを独り占めしないでくださいな
夫: そりゃ、すまん
妻: あなたときたら、いつだってそうなんですから
夫: なんだって?
妻: いつだって割を食うのはあたしだって言ってるんですよ
夫: ちょっと待った。わたしは眠っていたんだよ。お前はわたしが眠っているときの行動にまで責任をとれというのか
妻: それじゃ言わせていただきますけど、この前だって……

男女間のコミュニケーションの一つの形だなーって思いました。
これは「You Just Don’t Understand – Women And Men In Conversation by Deborah Tannen(邦訳: わかりあえない理由 デボラ・タネン著 田丸美寿々訳 講談社)」に載っていたものです。

男性的コミュニケーションは解決を示しますが、女性的コミュニケーションは共感と理解を求めているとされます。
つまり、この夫はベッドの領域の話だと考えているので、「あなたはいつだってそう……」という発言は唐突なものを感じています。
一方、妻のほうは寝る場所を取られているのは、普段から自分がされていることの一部にすぎないのです。もし普段から夫が妻の気持ちを感じ取ってあげていたら、このような会話は起こらなかったかも知れません。
これは一つの例ですが、男性的コミュニケーションは直線的・問題解決型です。それに対して女性的コミュニケーションは循環的・親和共感的。
女性的コミュニケーションにおいては、相手に共感を示すことが重要で、そのためには自分も同じような経験をしたことを話すとか、相手の気持ちがわかるということをハッキリと示すことがよいと思います。
そのためには、相手と同じ立場、視線にいることが大切で、相手の意見を否定したり、上から物を言うような態度をとると、相手は拒絶された、理解してもらえなかったと感じることになります。
また、話をしている時も、相手の正面にいて、相手の顔・目を見ることで、共感を伝えることが出来ます。
相槌についても、「うん、うん、わかるよ、その気持ち」や「まったくそうだね」と頻繁に言葉をはさむことが大切です。
でも、世の中の男性はこれを苦手に感じていることも少なくないようです。というのは、男性的コミュニケーションにおいて、相槌はしばしば相手の意見に同意していることを示すからです。

source : 男女間のコミュニケーション

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