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ドナルド・トランプ陣営への献金・寄付・支持層

米国大統領選挙は大方の予想に反し、不動産王のドナルド・トランプが制して決着した。歴史的な番狂わせを裏で支えたのが、ピーター・ティール、シェルドン・アデルソン、バーナード・マーカス、トム・リケッツなどと言われている。この人物・組織をみてみると、トランプ大統領のアメリカがどうなるのか、TPP、在日米軍などの問題、日本経済への影響、、ロシアとの外交問題など、今後の世界動向の鍵となることがわかってくる。
 

ピーター・ティール(Peter Thiel)

13887526768_b4d62dd056_b-700x468 ドナルド・トランプ支持の献金(寄付)リストからみる2016年アメリカ大統領選 Post

ペイパルの共同創業者の一人で、Facebookでは取締役も務めるビリオネア。2002年にPayPalを米eBayに売却して獲得した資金を基に幾つかの企業を立ち上げた。また、、LinkedIn、Tesla、Spotify、Friendster、Geni.com、Yammer、Yelpなど多数の企業に投資しており、PayPalマフィアのドンと言われている。1967年10月11日西ドイツフランクフルト生まれ、カリフォルニア州で育つ。10代の頃全米の21歳以下の中でトップクラスのチェスプレーヤーだった。
今回の大統領選では、多くの企業家、著名人がトランプ不支持を表明する中、一人、ドナルド・トランプに1億円以上の政治献金をし、2016年7月21日に行われた米大統領選に向けた共和党大会にも登壇。「我が同胞の全米国民にドナルド・トランプ氏に投票するよう強く願う」という言葉でドナルド・トランプ氏を支持するスピーチを行った。また、「すべてのアメリカ人は、個々のアイデンティティを持っている。私は、自分がゲイであることに誇りを持っている。共和党員であることに誇りを持っている。だが、最も誇れるのは、私が米国人であることだ」と語り、自身がゲイであることを公共の場で認めた。2012年、ピーター・ティールがゲイであると書いたメディアGawkerを提訴し、その後も同メディアを間接的に攻撃して破産に追いやっている。
 

シェルドン・アデルソン(Sheldon Gary Adelson)

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アメリカ合衆国の実業家。ボストンの貧困ユダヤ人家庭の生まれ。ネバダ州ラスベガスに本社をおく上場企業ラスベガス・サンズ・コーポレーションの会長かつCEOであり、不動産開発業者。サンズは、ラスベガスの有名ホテル、ヴェネチアン、パラッツォのほか、世界最大といわれるヴェネチアン・マカオ、サーフボードのような外観で知られるシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズなどの大型カジノリゾートを展開する。米フォーブス誌によると、399億ドル(約4兆1000億円)の資産を誇る、世界第8位の資産家。日本が検討するカジノ構想において、日本市場の参入にあたり100億ドル(約1兆円)を準備できると豪語した最大の米国人プレーヤーでもある。また、共和党への最大級の献金元としても知られ、ハフィントン・ポストによると、前回2012年の大統領選では1億5000万ドル近い献金をおこなったとも見られており、イスラエル最大の新聞「イスラエル・ハヨム」を買収し、ネタニエフ首相のタカ派政策をバックアップするなど、共和党の外交政策に強烈な影響力を与えてきた。
2016年の米大統領選においてトランプへの最大の献金者(1500万ドル)と言われている。また、年明けから予備選挙へと突入するタイミングで、序盤戦のカギを握る4州の1つ、激戦州ネバダで最大の発行部数を誇る有力地元紙「ラスベガス・レビュー・ジャーナル」を買収。10月23日の社説で、「ラスベガス・レビュー・ジャーナル」は、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプを支持すると表明した。
 

バーナード・マーカス(Bernard Marcus)

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アメリカ最大の住宅リフォーム小売チェーン「ホーム・デポ」の共同創業者。推定資産37億ドル(約4,128億円)。ロシア系ユダヤ移民の両親のもとニュージャージー州で医学を志しハーバード大学医学大学院に入学を認められたが、学費が払えず進学を断念した過去がある。2001年にホーム・デポの会長職を退任後、幹細胞と脳障害治療に関する研究の支援のため、デューク大学に寄付したほか、小児医療に主眼を置くマーカス財団を通じ、これまでに10億ドル(約1,116億円)以上を寄付している。今回の米大統領選で共和党候補者らにアデルソンについで多額の献金(700万ドル)を行っているほか、トランプ支持を表明している。
 

トム・リケッツ(Tom Ricketts)

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2009年に約9億ドル(858億円)で購入し、2016年、年108年ぶりにワールド・シリーズを制しましたシカゴ・カブスのオーナー。証券会社「TDアメリトレード・ホールディングス」を創業した父を持つ。リケッツ氏はシカゴの証券取引所で働いたあと、父の会社の幹部となり、投資銀行の合同会社を設立。米経済誌フォーブスは、一族の総資産を26億ドルと算出している。共和党の支持者で、予備選段階ではアンチ・トランプでしたが本選でトランプ候補の支持へ転じ、9月後半、トランプ候補支持のスーパーPACであるフューチャー45に100万ドルを献金。そのフューチャー45では、反クリントンの広告展開をヒスパニック層へ広げスペイン語での展開をおこなった。